この記事ではふるさと納税で届いた返礼品である大量のトイレットペーパーを、スッキリ収納できた話を紹介します。
結論:DIYでトイレに棚を設置!シングル6ロールが8パックものトイレットペーパーをスッキリ収納することができました!
(写真はシングル6ロール6パックですが、8パック収納できました。写真の取り忘れです。)
ふるさと納税とは
ふるさと納税とは、自分の生まれ故郷や応援したい全国の自治体(都道府県や地区町村)に寄付ができる制度です。
ふるさと納税で寄付を行うメリット
・寄付した自治体から返礼品(名産品など)がもらえる。
・寄付金のうち2,000円を超える部分について、
所得税還付や住民税控除を受けることができる。
控除される金額は年収や家族構成などによる上限があります。 『ふるさと納税 上限』などで検索すると、簡単に自分の控除上限額を計算するサイトが出てきます。そのサイトで年収や家族構成などを入力すると控除上限額を確認することができます。
ふるさと納税の手順
ふるさと納税を行う手順は以下になります。
①寄付する自治体、返礼品を選び、寄付を申し込む
②寄付金受領証明書やワンストップ特例申請書、返礼品が届く
③確定申告、またはワンストップ特例制度で控除手続きを行う
ひとつずつ解説していきます。
①応援したい自治体を選び、寄付を申し込む
まず、自分がどれくらい寄付できるか(控除上限額)を確認します。その後、確認した控除上限額以内で応援したい自治体や返礼品を選びます。寄付先は複数できますが、ワンストップ特例制度を利用する場合は5自治体以内にする必要があります。各自治体やふるさと納税サイト(楽天、さとふる、ふるなびなど)で申し込み、寄付金を支払います。
②寄付金受領証明書やワンストップ特例申請書、返礼品が届く
寄付後、自治体から返礼品と「寄付金受領証明書」「ワンストップ特例申請書」が届きます。証明書や申請書は控除手続きに必要なので大切に保管しておきましょう。
③確定申告、またはワンストップ特例制度で控除手続きを行う
ふるさと納税の税金控除を受けるため、「確定申告」または「ワンストップ特例制度」どちらかで手続きを行いましょう。
手続きを行わないと控除を受けることができません!
確定申告
・寄付先が年間6自治体以上の場合や自営業者の方は確定申告での控除手続きが必要です。
・「寄付金受領証明書」を使い、2月中旬〜3月中旬に税務署やインターネットで申告します。
・所得税の還付と住民税の控除を受けることができます。
ワンストップ特例制度
・寄付先が年間5自治体以内、かつ確定申告が不要な方は控除手続きが可能です。
・各自治体へ「ワンストップ特例申請書」と本人確認書類を提出します。
・所得税の還付はなく、住民税から全額控除を受けることができます。
・ワンストップ特例制度の申請期限は寄付した翌年の1月10日必着です。
ワンストップ特例制度で申込後、医療費控除等で確定申告をした場合、ワンストップ特例制度が無効になるので注意が必要です。その場合、確定申告でふるさと納税の控除手続きを行いましょう。
返礼品でトイレットペーパーを頼んだ
数ある返礼品のなかで、迷いに迷ったあげく、消耗品であるトイレットペーパーを選ぶことにしました。そこで『静岡県沼津市のトイレットペーパー48ロール シングル 2倍巻き』を寄付先として選びました。後日、大きいダンボールで、シングル6ロール入りが8パック届きました。
多量のトイレットペーパー、どこに収納するのか問題・・・
返礼品でいただいた多量のトイレットペーパーどこに収納する!?
賃貸住まいの私には消耗品をストックする倉庫なども存在しません。クローゼットなどに収納することを考えましたが、クローゼットには他の物も保管しており、トイレットペーパーを収納するスペースはありませんでした。

この多量のトイレットペーパー、どこに収納しよう・・・。
そうだ!DIYで棚を作ろう!
なにか良い保管方法を調べると、賃貸アパートでも壁や原状回復に気をつけながら、DIYで棚を作る方法があることがわかりました。
壁に穴を開けない&傷つけない棚作成方法
①突っ張り式の柱パーツ(ディアウォールやラブリコ、リマルテなど)
②ピンタイプの柱パーツ(スタンドバーなど)
①突っ張り式の柱パーツ(ディアウォールやラブリコ、リマルテなど)
・ディアウォールやラブリコ、リマルテなどの突っ張り式の柱パーツを使用します。
・専用パーツで1✗4材や2✗4材などの木材を天井と床面で突っ張り、
そこへ棚を取り付ける方法。
・壁を傷つけることなく、好きな場所に棚を作成することができます。
(写真はリマルテです)
②ピンタイプの柱パーツ(スタンドバーなど)
・スタンドバーなどの石膏ボードピンで取り付ける柱パーツを使用します。
・専用パーツで1✗4材などの木材を壁に設置し、そこへ棚を取り付ける方法です。
・壁にピンの穴はあきますが、ピン穴は目立ちにくく原状回復も簡単です。
・耐荷重は設置方法や使う素材によって異なるため、
棚へ置く物の重さに合わせて選ぶことが大切です。
ピンの刺さらない箇所へは取り付けできません。
(写真はスタンドバーです)
原状回復について
・設置前に壁の素材や強度を確認し、必要に応じて補強材や補修材も用意しておくと安心です。
・ピン穴はジョイントコークなどを穴へ注入し、
布やティッシュなどで軽く拭き取ることで穴を塞ぐことができます。
資材と工具の調達
DIYで棚を作成するため、ホームセンターで木材や棚受けを調達しました。また、電動ドライバーや差し金などの工具も購入しました。木材の長さは設置する箇所のスペースと、どのような棚を作成するのかで変わってきますので、適した長さの木材を購入しましょう。
今回揃えた資材
・1✗4材(長さ300mm)2個
・棚受け2個
・棚用木材(サイズ)1個
・スタンドバー
今回使用するために揃えた工具
・電動ドライバー
・差し金
・メジャー
・水平器(i-phone)
電動ドライバー
電動ドライバーにはドリルドライバーとインパクトドライバーの2種類があります。
種類 | 主な用途・特徴 |
ドリルドライバー | ・ネジ締め、穴あけ(木材、プラスチックなど) ・トルクが調整しやすく初心者向き |
インパクトドライバー | ・パワーが強く、硬い材料へのビス打ち ・ボルトやナットの締付け、取り外し ・建築現場向き |
木材へスタンドバーのパーツや棚受けなどをネジ止めする際に使用しますので、ドリルドライバーを購入しました。手動のドライバーよりも作業が速く、力もいらないので便利です。
マキタ 充電式 ドライバドリル フルセット DF033DSHSとビットセットを購入しました。
・マキタ 充電式 ドライバドリル フルセット DF033DSHS
・ビットセット
差し金
差し金はL字型をした道具で、主に寸法を測定したり、直角を測定したりする工具です。木材にスタンドバーを取り付ける際の位置を測定するのに使用します。
メジャー
長さや距離を測定する工具です。柱を取り付ける位置、棚受けを取り付ける位置など、様々な長さ、距離を測定するため、DIYには欠かせない工具になります。
水平器(i-phone)
水平器は、物や面が地面に対して水平、垂直、特定の角度になっているか測定するための工具です。今回、i-phoneのアプリ『角度勾配傾斜計』を使用し、柱用の木材や、棚用の木材を取り付ける際に水平や垂直を測定しました。
DIYで棚作成
今回ピンタイプの柱パーツ、スタンドバーを使用しました。
ピンの刺さる壁ならどこにでも設置できますので、トイレ用品のものはトイレに収納したいということで、トイレの壁に棚を作ることにしました。
スタンドバーで棚を作成する手順は次のとおりです。
①棚を取り付けたい壁の寸法を測定し、簡単な完成図をイメージする
②スタンドバーのTパーツを木材へ取り付ける
③Tパーツを差し込むパーツを壁に取り付ける
④柱を壁に取り付ける
⑤棚受けを柱へ取り付ける
⑥棚の木材を棚受けへ取り付ける
⑦完成した棚に収納します
①取り付けたい壁の寸法を測定し、完成図をイメージする
棚を取り付ける壁と、棚に置く物の寸法を測定します。
棚を取り付ける壁の寸法を測定
・柱用木材の長さはどれほどにするか
・棚の長さはどれほどにするか
棚におく物の寸法を測定
・棚の幅はどれほどにするか
・棚の高さはどれほどにするか
ネットで検索してイメージ集めや、ラフなイメージ図や設計図を作成するとより完成図をイメージしやすくなります。
②スタンドバーのTパーツを木材へ取り付ける
使用するスタンドバーの部品は次の写真になります。
スタンドバーには柱となる木材へ取り付けるTパーツと、壁に取り付けてTパーツを差し込むパーツがあります。まず、スタンドバーのTパーツを取り付ける位置を木材に印をつけます。
上部は柱の頂点から100mm(10cm)以内、下部は柱の1番下から50〜300mm(5〜30cm)以内に取り付けるように注意しましょう。
メジャーで長さを測り、そこへ差し金で線を引きます。今回は上部頂点から20mm(2cm)のところに線を引きました。この際、その線の中心部分に印をつけておくと、次のTパーツを取り付ける位置もわかりやすいです。
電動ドライバーで、印をつけた位置にTパーツを付属のネジで固定します。
ビスを強く締めすぎると受け側のパーツが奥まで入らないので、その際はネジを少し緩めます。
1つの柱用木材にTパーツを2セット取り付けます。
③Tパーツを差し込むパーツを壁に取り付ける
柱用の木材に取り付けたTパーツへ受け側を装着し、設置したい壁面に強く押し当てると、壁に目印の凹みができます。この際、i-phoneのアプリ『角度勾配傾斜計』を使用し、なるべく真っ直ぐになるようにします。
先ほどついた印のところに受け側パーツをあわせます。
受け側のパーツを、壁についた凹みの目印に付属の丸いクロスピンパーツとクロスピンで取り付けます。まずピン押しパーツの深い方で仮止めします。
その後ピン押しパーツの浅い方で本止めします。1箇所3本のクロスピンを使用し、計3箇所9本のクロスピンで止めます。
柱を設置する壁は、クロスピンが差し込める下地のない場所を選ぶことが重要です。
④柱を壁に取り付ける
壁面に取り付けた受け側のパーツに、柱用の木材に取り付けたTパーツを差し込むことで、壁に柱を取り付けます。
⑤棚受けを柱へ取り付ける
まず棚受けを取り付ける位置に印をつけます。印をつけた位置に棚受けをネジで固定します。棚用の木材を棚受けにのせて、i-phoneのアプリ『角度勾配傾斜計』を使用し、水平を測定します。角度がついていた場合、棚受けを再度取り付けなおします。
⑥棚の木材を棚受けへ取り付ける
取り付けた棚受けに棚用の木材をのせて左右の位置など取り付ける位置を調整します。その後、棚受けにネジで木材を取り付けます。棚の完成です!
⑦完成した棚に収納します
完成した棚に収納します。

はじめ収納する際は、棚が壊れないかとドキドキしました。
まとめ
もらって嬉しいふるさと納税の返礼品ですが、多量に届くと収納場所に困ります。今回のように消耗品のトイレットペーパーを返礼品として選んだのはいいですが、どこへ収納するのか⋯。困っている方もいると思います。
保管できるところがなければ作ってしまおう!の精神で、DIYで棚作りに取り組みました。
作る前はすごく難しいのではないかと思っていた棚作りですが、初心者でも思っていたよりも簡単に棚を作ることができました。
結果、DIYで棚を作成することができ、返礼品のシングル6ロールが8パックものトイレットペーパーをスッキリ収納することができました!

DIYで棚作りの参考になれば嬉しいです!
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